恋地獄

恋地獄

メディア 単行本
著者 花房観音
発売日 2013/10/18
判型 四六判
JAN/ISBN 9784040660530
価格 1,728円(税込)

商品詳細

幽霊でもいいから、あなたに会いたい。

■ポイント

今、最も注目の官能作家・花房観音の書き下ろし最新長編作品。京都在住の女流作家と亡くなった売れない映画人の叶わぬ恋の物語。秘められた二人の関係は、男の死をきかっけにさらに深いものへと変貌する。追っているのは、男か女か。執着の糸が激しく絡み合う。京都の闇は深く、濃い。墓守娘は笑う。「地獄やな、男に惚れるのは」。寂しさを埋めるのは、生きている人間の身体と性。もう地獄に落ちるしかない二人。ぽっかりと口をあけた井戸から呼ぶ声は男の声かーー。今、最も注目の官能作家・花房観音の書き下ろし最新長編作品。

■内容

 私は、性愛の物語を書く作家だ。「俺は死んだら幽霊になって、あなたの傍に行くよ。あなたにとり憑いてあげるから。そうして、あなたは俺の物語を書く。」 そういい遺して死んだ傲慢な男。それは女としての喜びであり、作家としての喜びでもあった。その男は二十年近く”売れない映画人”だった。妻は女優。二人の間に子どももいる。誰も知らない私たちの関係を、私たちの想いを小説にして残せるからだ。京都はその男の幸福な時代を過ごした場所。そこは寂しさに寄り添ってくれる街だと引越してから気づいた。今取り組んでいるのは「幽霊の物語」だ。視える女、墓守娘の話だ。私は幽霊が見たいのだ、会いたいのだ。私は幽霊が見たくて、ここにやってきたといってもよいくらいだ。死が横たわる墓場のような街。地獄へつながる井戸のある家。追っているのか追われているのか。二人の執着が絡み合う。生と死の境を越えて、それはやってくるーー。 大ヒット作品『女の庭』で話題をさらった、第一回団鬼六賞大賞受賞作家・花房観音が書き下ろす、官能長編怪談。

■著者

2010年「花祀り」にて第一回団鬼六賞大賞を受賞しデビュー。京都女子大学中退。京都市在住。バスガイドを務めながら小説を執筆する。『女の庭』(幻冬舎)で京都が舞台の5人の女性たちの官能と本性を描いた作品で話題を呼び、本書は類計4万部を突破。以下、刊行ラッシュで話題。『女坂』 (講談社文庫) (2013/8/9)『萌えいづる』 (実業之日本社文庫) (2013/8/6)『おんなの日本史修学旅行』(2013/5/25)『恐怖 女子会』 (竹書房ホラー文庫) 神薫、 花房観音ほか (2013/4/27)『花祀り』 (幻冬舎文庫) (2013/2/7『女の庭』(2012/11/22)『寂花の雫 』(実業之日本社文庫)(2012/8/4)

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